コーヒーとチーズトーストと塩の話
ダイアリー初回はチーズトーストについてのお話。
当店ではカルピスバタートースト、沖縄県産はちみつのトースト、チーズトーストの3種類のトーストメニューをご用意しています。このうち一番人気はチーズトーストです。
モツァレラとエメンタール、2種類のチーズを4枚切りのトーストにのせて、表面がグラタンのようになるまで焼いています。クリーミーでミルクの味を楽しめるモツァレラ、モツァレラより少し濃厚でチーズらしい味のエメンタールを一緒に焼くことでコーヒーにとても合うチーズトーストになります。
ポイントは最後にのせる塩と胡椒。これがチーズトーストをより美味しくしてくれます。
塩は戸越銀座にある塩の専門店「solco」さんの「201 バリ島天日塩 粗塩」を使っています。
インドネシアのバリ島沖は世界でも珍しい2つの海流がぶつかり合う海域で、2000m以深の海洋深層水が常に海面に湧き出ています。この海水を塩田に撒いて濃縮した海水をココナッツの幹に入れて結晶させ、さらに天日に干して作られた塩がバリ島天日塩です。ココナッツの幹に入っていたせいか、ミルキーな味わいがチーズにとても合います。
「solco」さんのオーナーで、情熱あふれるソルトコーディネーター、田中園子さんのお薦めで試してみたところ、旨みが一段と増したような美味しさに驚き、すぐに使わせていただくことを決めました。
チーズトーストにはどのコーヒーも合いますが、マイルドで滑らかなコクがあるブレンドの"GLOBE"や"グァテマラ"が特におすすめです。インドネシアつながりでマンデリンに合わせるというのも面白いかもしれませんね。ぜひ一度お試しください。